先日、3次元CAD利用技術者試験1・2級(H30前期)を受けてきました。
以前探した際、あまり情報が無かった為覚書として記載しておきます。
〇申し込み
事前に、こちらのサイトでユーザー登録しておく必要が有ります。
CAD利用技術者試験
・申込期間になれば実際に試験の申込が可能になります。
・1級/準1級の場合、実技(モデリング)となりますが、PC持込と会場設置のPCで
会場を選択することになります。 ・・・と書くと聞こえが良いのですが。
僕の場合、Fusion360の持込にしましたが、会場に埼玉が無かった為
"東京23区" として申込をしました。 申込期間(5/9~6/7)が終わっても
会場が何処になるのか? の連絡がしばらく無く、7月に入ってから
決まりました。 申し込む時点で会場を選べないのは、良心的とは思えないです。
又、会場設置のPCの場合は、会場によって使用するソフトが決まっており
会場の場所と使用するソフトが一致する確立が低い事を考えると
最初から持込で考えた方が良さそうです。
そもそも、業務で使用しているPCを全くの部外者に貸し出すと言うことは
考えられない為、恐らく専門学校・スクール等が会場になるのではないかな?と
思います。そうなると自校の生徒に優先的に座席が割り当てられ、
一般受験の席はかなり少ないような気もしてます。
(CATIAの会場もありましたが、R17かR19辺りの古いリリースでした。
昨今、そんな古いリリースをしている企業は無いはずです)
・支払いはカードかコンビニ決済でしたが、カードの場合は申し込んでから
"30分以内に決済" (コンビニは3日以内っぽいです)と、恐喝じみた印象です。
"振り込め詐欺か?" と疑われても仕方が無いとさえ思えます。
(普通なんですかね?)
〇試験当日
・10~20名程度かな?と思っていたのですが、2級で50~60名
1級/準1級で40~50名ぐらいはいました。
・1級の際の使用されているCADは、僕の見える範囲では、
CATIA 2名 SoledWorks 3名 図脳RAPID3D 1名 後は知らないCADの
有りましたが、Fusion360で受けている方が一番多いように感じました。
・問題の流出にはかなり気を使っている印象です。
欠席者の席にも問題・解答用紙は配布され、試験中に回収。
試験終了後も全員分を回収し、数量のチェックが終わるまでは
退出出来ませんでした。
(本人の意思で試験中に退出が可能ですが、再入席は不可)
まぁ最近のノートPCにはカメラが付いているので、その気になれば
問題を撮影出来ない事は無いですが。(僕はしませんでしたよ)
・持込PCのチェックは一切ないです。
・ノートPC用の電源ですが、6座席につき4個しか有りませんでした。
3DCADが動くノートPCを2時間動かせるようなバッテリーって有るのでしょうか?
やりくりして準備していましたが、受験者としては、それなりの
金額を支払い、年2回のチャンスの為に準備を行ってきたのですから
もう少し配慮が欲しい所。
・2級と1級/準1級を併願する場合、昼食をはさむ事になりますが
試験会場から追い出される為、昼食をとる場所がありませんでした。
素直に外食にした方が無難です。
・個人的に一番の敵は睡魔だったのですが、案外大丈夫でした。
(それ以上に冷房が利き過ぎ)
〇その後
まだ結果が出ていないので推測です。
・試験はマークシートで機械による採点なのですが、合否結果が2ヶ月ぐらい
待たされるようです。どんな機械を使ったらそんなに時間かかるのでしょうか?
子供のベネッセのテスト結果なんて 即、出ますよ 確か。
・合否は登録したサイトでのみ伝えられるようです。
・合格した際、それを示す為の何らかの証明書のようなものが欲しい所です。
一応こちらにそんなサービスが有ります。
証書類のご購入について – CAD利用技術者試験
全て有料です。 ・・・本気?おかしいでしょ?
しかも発行に1ヶ月って。
最低1個は無料で郵送、Web上でDL出来るような形式の物を
用意してもらいたいのが本音です。
問題の流出に気を使っている理由ですが、恐らくガイドブックの売り上げに直結する事も
要因に思えます。(もちろん試験の信憑性が一番でしょうが)
特に2級に関しては、ガイドブックが無いと合格は難しいように感じます。
こちらに昨年度決算書がありました。
http://www.acsp.jp/pdf/2017_kessan.pdf
ガイドブック等による収入が全収入の6%程あり、それなりに影響は大きいと思います。
(Web上で過去問題がナカナカ見つからないのはその為でしょう)
・・・上記に記載した、証明書類の収入が200万って、ボロ儲けですね。
ブログのネタにする為とは言え、お金が掛かり過ぎました・・・。