どのCAMソフトでもそうなのですが操作についてはともかく、加工工程等については
ほぼWeb上では見当たらず、何が正しいのか正直わかっていません。
(最終的に、各企業のノウハウ・・・のような結論に辿り着き表に出てきません)
恥を忍んで我流での進め方を公開しますので、もし"そんなやり方は古いぞ!"とか
"明らかにおかしい" 等のご意見頂けると、こちらとしても非常に勉強になります。
又、機能を調べつつ、かなり手探りで進めますので、正しくない情報を記載する
可能性もありますので、ご了承ください。
まずCAMに切り替えます。 "SETUP"は、作らなくても経路の作成は出来るようなの
ですが、恐らく作っておいた方が後々に楽だろうと思います。
○SETUP-Modelタブ
Helpには旋盤用の機能もありそうな記載がされていますが、見当たりません。
そのうち実装されるのでしょう。(きっと)
座標系と原点はいじってもらえばわかるかと思います。
"Model"部分ですが、ここで加工対象となるソリッドやサーフェスを指定します。
この設定によって、基本的にどの工程でもこれが経路計算の対象となります。
(CATIA V5 CAM の場合、同様の設定を行ってもシミュレーション時の対象としか
ならず、工程毎にモデルを指定しなければならなかったため、異様に面倒でした)
"Fixture"部分は、シミュレーション時の干渉対象となる部分です。通常であれば
クランプの爪やバイス等を指定する事になると思います。 が、あくまでシミュ
レーション時のみなんです。
試しに画像のような状態で、水色と紫色を"Model"にし、グレーを"Fixture"と
設定します。
何でも良いのですが、"Parallel"(走査線仕上げ)を作成し
"Tool"タブの"Tool"で"φ10mmBall"を選択。
"Passes"タブの"Stepover"を"1"に変更。
で、OKを押すと計算が始まります。
で、結果がこちら。
シミュレーションを行うと、干渉は認識しています。
実際に実行しなくても、下側部分の干渉は比較的短時間で表示してくれました。
こんな風に、干渉の無い経路を作成したい場合は、工程側で
設定する必要があります。