何となく?こちらの続きです。
以前、「R2013のGSDの新コマンド "方程式の曲線を定義" で、ベジェ曲線が
描けないかな? でも、コマンドの使い方がわからないなぁ」
のような事を書いたのですが、やっぱり描けたので記載しておきます。
2次でも3次でもやることは類似しているので、とりあえず3次ベジェ曲線を
作成してみます。
(当方HD2パッケージで作成しています。 MD2辺りだと出来ないかも知れません)
- 4つの点を作成
とりあえず、敷居を低くしたいのでXY平面上に作成してみる事にします。
4つの点は "始点" "終点" と2つの "制御点" を想定しています。
- ローの作成
"方程式の曲線を定義" コマンド実行中でもローの作成は可能ですが、結構
手間取ったので、予めローを作成します。
必要となるローは、XYZそれぞれの変化量を示す為3つ必要になります。
今回はXY平面上に作成する為、Zの値は常に "0" なのですが、それでも
コマンドの関係上、"常に Z=0" を示すローが必要っぽいです。
それぞれの値の計算式は、こちらを参考にしました。
ローエディタで X用のローは、こんな感じで作ります。
`x` = `t`*`t`*`t`*`形状セット.1\点.4\H` + 3*`t`*`t`*(1-`t`)*`形状セット.1\点.3\H` + 3*`t`*(1-`t`)*(1-`t`)*`形状セット.1\点.2\H` + (1-`t`)*(1-`t`)*(1-`t`)*`形状セット.1\点.1\H`
念の為、最後にサンプルデータをUpしたリンク先を付けておきますので
ちょっとだけ興味のある方は、サラッと流してください。
Y用のローです。
`y` = `t`*`t`*`t`*`形状セット.1\点.4\V` + 3*`t`*`t`*(1-`t`)*`形状セット.1\点.3\V` + 3*`t`*(1-`t`)*(1-`t`)*`形状セット.1\点.2\V` + (1-`t`)*(1-`t`)*(1-`t`)*`形状セット.1\点.1\V`
Z用のローは "常に Z=0" のローです。
`z`=`t`*0mm
- "方程式の曲線を定義" コマンド
先程の3つのローを、それぞれの値に指定してやれば3次ベジェ曲線
の完成です。
サンプルデータはこちらです。
4つの点を3Dの座標指定した、3Dな3次ベジェ曲線のサンプルも
合わせてUpしております。
正直に書くと、出来上がった曲線が本当に3次ベジェ曲線として
成立しているかどうかは、未確認です・・・間違いがあったら
指摘してもらえると助かります。
"方程式の曲線を定義" コマンドに限らず、新しい機能にはサンプルデータを
ヘルプに付けて欲しいのですけどねぇ。