予め書いておきますが、今回は非常に個人的な意見で単なる愚痴です。
CATIA V5のCADとしてのトレランスは0.001mmだと言うことは、何となく知っては
いるのですがSpace-eのトレランスは幾つなのか知りません。
一つだけ目安になりそうな方法が、エクスポートしたIgesのヘッダー(グローバルセクション)部分
の記述。こちらのグローバルセクションの説明の "19" が該当するのだろうと思ってます。
AFsoft WebSite (AFsoft.JP)
手元の仕様書の記述
Minimum user-intended resolution or granularity of the model in units specified by Parameter 14.
CATIA V5でエクスポートしたものがこちら
0.001mmです。一般的なMCADなら恐らく0.001mmだろうと思います。
一方、Space-e(ver4.7)がこちら
0.000001mm!! CATIAより3桁も精度が高いんです。すごい!
で、実際にSpace-eで作成されたデータがこんな感じできます。
恐らく精度が高すぎるせいなのだろうと思います。
CATIAでフィレット付け直すと
きれいに出来るんですけどね・・・。
他にも、
赤いラインはサーフェスの境界です。見るからに怖い。境界の精度の問題じゃないかな?
と思っています。(不整合修正コマンドで直ります)
一見、問題無さそうに見えるのですが、
境界ラインを作成すると
こんな感じの極細境界ラインが出来ています。 このような状態を社内的には "ヒゲ"
と呼んでます。 正式な名称あるのかな?
高い精度のおかげで、トリム時に作成されるのだろうと思います。
(こちらは不整合修正コマンドでも直りません)
CATIAはV4の精度が0.1~0.01ぐらいだと聞いた事があるのですが、その名残か
データの精度に関しては程好く誤魔化してくれる感じがしてます。
反面、分割等のコマンド時には精度が高くわざわざ2回も警告を発してくれますね。
(一回で良いのに・・・)
Space-eは逆なんですよね。 データの精度は高いのに、コマンド実行時はかなり甘く
余裕でスキマだらけの状態になるんですよね。 本音は受け取りたくないです。
でも、一番の弊害はユーザーの意識が " この状態で何か問題ある? " と、なってしまう事
かも知れません。 Space-eのデータで満足しているのはSpace-eユーザーだけですよ。
一度もソリッドデータ受け取ったこと無いですし。