C#ATIA

↑タイトル詐欺 主にFusion360API 偶にCATIA V5 VBA(絶賛ネタ切れ中)

ハニカム構造

他人の作ったものにケチ付ける訳じゃないのですが、
こちらのチュートリアルを見てて「もっと手早く出来るじゃない」
と感じたもので・・・。
how to design a honey comb structure in catia | GrabCAD Tutorials


1)スケッチ
f:id:kandennti:20190108090543p:plain
一個分の正六角形を作ります。ついでに右斜め上の中心点部分を
補助エレメントとして描き、HV方向の距離を参照の拘束として
入れておきます。(後に式で使いたい為です)


2)パッド
f:id:kandennti:20190108090525p:plain
動画ではサーフェスで押出して厚み付けていましたが、
パッドの「厚み」にチェックを入れて任意の厚みを入力して
おけば大丈夫です。まぁボケットを利用しても良いのですが。

Fusion360の場合、プロファイルの考え方の違いから
線を押出す事が出来ないのですが、シートメタルのフランジ
であれば可能ですが、あまり良くないのも本音です。
一本のスケッチラインで押し出す - C#ATIA


3)長方形パターン
f:id:kandennti:20190108090636p:plain
今回のキモはこのパターンです。詳細を押すとダイアログが
広がるのですが、ここに隠れている「スタッガ」を利用すると
今回のようなハニカム構造が少ない履歴で作れるんですよね。
(古いリリースには無いです)
正六角形を書いた方向にもよるのですが、各方向の間隔は
最初のスケッチの数値を式で利用すればOKです。


f:id:kandennti:20190108090657p:plain
この程度の履歴で完成です。
正六角形のサイズやパターン数をパラメータにして、もっと式を
ゴリゴリに作れば汎用性が高くなりますが、、、。

Fusion360の場合、スタッガが無かったり、スケッチの参照拘束が
式で利用できなかったり、パターン後のBodyがバラバラだったり
するので、動画に近い操作になっちゃいますね。