C#ATIA

↑タイトル詐欺 主にFusion360API 偶にCATIA V5 VBA(絶賛ネタ切れ中)

メッシュの面のグループ

メッシュの機能の中で1個だけ、Helpを読んでもよくわからない
機能があったんです。こちらの「面グループ」の機能です。
f:id:kandennti:20190213194526p:plain

意味が理解出来ない訳ではないんです。他の専用ソフトですが
こちらで表示されている「曲率グルーピング」に近い機能だろう
とは感じています。
リバースエンジニアリング | 3DdoFactory – 岩手県から日本の製造業を応援
(ここにも小原さんが・・・・)
隣り合ったポリゴン面の法線を元に、同一面と判断しグループ分け
する機能なのですが、試した感じ何の変化も感じませんでした。
(ポリゴンがボコボコでも、元は一つの面と解釈してくれるような
便利な機能です)

で、試しているうちにわかりました。
こちらで試します。
f:id:kandennti:20190213194542p:plain
もう重いんでぶった切りました。簡単に出来るんですねFusion360だと。

まずは「面のグループの生成」です。
f:id:kandennti:20190213194552p:plain
とにかく処理が重いので先に「角度のしきい値」を設定した方が安全です。
どれぐらいが最適な値か?よくわからないのですが、値が小さければ
細かくグループ分けされるはずです。とりあえず0.5としておきます。
その後、メッシュボディを選択してください。この方が安全です。
OKを押す前にも何らかの処理を始め、押した後も何か処理します。
再三書きますが、とにかく処理が重いです。

処理が終わっても何の変化も感じません・・・。が、表示のオプションの
「面のグループ」を押すと色分けされています!!(これがわからなかったんです)
f:id:kandennti:20190213194606p:plain

続いて、面グループの使い方です。
メニューの選択の中に「メッシュパレット」があります。これ、気が付かないです。
f:id:kandennti:20190213194618p:plain
ブラシの大きさの変更もここでするんですね。最小より小さくなって欲しいんですけど。

f:id:kandennti:20190213194627p:plain
平面っぽいところを選択します。続いて展開のところの「面のグループに展開」
と押します。
f:id:kandennti:20190213194640p:plain
こんな感じに同じ色(グループ)まで選択状態になります。
これ欲しかったんですよ。後は拡大縮小を使えば選択範囲を調整出来ます。
知っている方はわかると思いますが、端っこの方の面は大体駄目状態なので
縮小しますね。


続いて「面のグループの作成」ですが、先程の選択した状態から進めると
f:id:kandennti:20190213194651p:plain
「この辺りも同じグループでも良さそうだな」と感じた場合、
追加で選択状態にしコマンドを実行すると
f:id:kandennti:20190213194704p:plain
同一グループになりました。

「面のグループのクリア」は、そのままで選択した部分をグループから
削除することになりますね。全体を選べば、全部のグループが削除されます。

この「面のグループ」はメッシュから抜けると、色分けされて表示されるだけで
グループ毎に選択することは出来ないです。(メッシュパレットが使えません)


「え?メッシュ時に選択するだけの機能なのか?意味あるのか?」と
思った方、正解です。選択するだけです。

恐らく面のグループの使い道は、「分離」コマンドと併用し特徴ある部分毎に
メッシュを分割することが目的なのでは無いかと思います。
f:id:kandennti:20190213194729p:plain
同一面と判断した部分であれば、「再メッシュ」等も含め変形するような処理を
行っても、影響は限定的になるはずです。


Fusion360にはこんな機能あったんだ。知らなかった。
ところでこの色分けは4色かな?(4色定理)トーラスはもっと必要だったっけ?