2026年1月のUpdateでAPIに追加された "派生を挿入" ですが、そもそもあまり使われていない
機能の様な気もしています。
念のためですが、こちらです。

CATIA V5で例えれば、"リンクの結果として" のコピペです。
APIで追加されたものの、Helpを見てもサンプルコードが無いため、ちょっと試してみました。

名前がいい加減で申し訳ないのですが、事前にhogeとtestを作成しておき、testをアクティブな
状態としておきます。
この状態でhogeのボディを派生としてtestに挿入するサンプルがこちらです。
import traceback
import adsk.core as core
import adsk.fusion as fusion
def run(context):
ui: core.UserInterface = None
try:
app: core.Application = core.Application.get()
ui = app.userInterface
stateDoc: fusion.FusionDocument = app.activeDocument
stateDesign: fusion.Design = app.activeProduct
stateRoot: fusion.Component = stateDesign.rootComponent
activeFolder: core.DataFolder = app.data.activeFolder
datafile: core.DataFile = activeFolder.dataFiles[0]
deriveDoc: fusion.FusionDocument = app.documents.open(datafile, True)
deriveDesign: fusion.Design = deriveDoc.design
deriveBody: fusion.BRepBody = deriveDesign.rootComponent.bRepBodies[0]
deriveFeats: fusion.DeriveFeatures = stateRoot.features.deriveFeatures
deriveIpts: fusion.DeriveFeatureInput = deriveFeats.createInput(deriveDesign)
deriveIpts.sourceEntities = [deriveBody]
deriveFeats.add(deriveIpts)
deriveDoc.close(False)
stateDoc.activate()
except:
if ui:
ui.messageBox('Failed:\n{}'.format(traceback.format_exc()))
実行結果はこちらです。

形状的に意味があるものではないです・・・。
コードにしてしまうと大したことは無いのですが、全くサンプルが無いので少し悩みました。
DeriveFeaturesがFeaturesの派生クラスだとわかったので、他のFeatureを作成する手順同様
・createInput
・add
の手順だろう、とは直ぐに想像出来ました。
困ったのはcreateInputの引数がDesignだった事でした。
Designは恐らくファイルを開かないと取得出来ないのですが、勝手にファイルを開かなくても
"派生の挿入" は利用出来ると思い込んでいたためです。
実際に手動で "派生の挿入" を行うとファイルを選択し、派生させる要素を指定する必要がある為
APIでも派生元のファイルを開く必要がある事に納得しました。
と、ここまではAPI的なお話です。
この "派生を挿入" はCATIA V5の "リンクの結果として" と最初に記載しました。
つまり派生元を変更すると、派生先も変更されます。
試しに派生元の形状をわかりやすいぐらいに変更してみます。
(画像小っちゃくてごめんね)

変更後派生先のファイルを確認すると・・・

変更されていないです。他のファイルを外部コンポーネントして挿入した場合は、形状の反映は
されないものの、ファイルが変更されている事を示す警告は表示してくれます。
結果的に派生先に変更を反映させるためには、ユーティリティにある "すべて計算" を行うしか
方法を見つける事が出来ませんでした。

ちょっと危険ですね。チームで設計を行っていると他の人が変更したことが気が付かないですよ。
追記**
派生先のファイルを一度閉じて、再度開くと警告が出ました。

それでも、ちょっと危険な気がしますね。