CATIA V5のちょっぴりグレーなネタです。
こちらでライセンス無しでSTLをインポートする方法を
やったのですが、
ライセンス無しでSTLをCATIAに取り込む3(STLだけじゃない) - C#ATIA
実は他にも方法あります。
オプションのこちらに"デモモード"と言うものがあります。
こちらにチェックを入れると、再起動が必要となるのですが
デモモードとしてCATIA V5を起動する事が出来ます。
デモモードとして起動すると、ウィンドウタイトルに"DEMONSTRATION"
が追加された状態となります。
"スタート"を開くと見慣れないものがドッサリ。
ライセンスの制約で利用出来ない機能が使えるようになります。
但し"ファイル"を開くと、保存類が利用出来なくなっている事が確認出来ます。
「パッケージの追加の御検討時にお使いください」的な
意味合いの機能だと思っています。
ん?カンの良い方は"マクロで保存してしまえば・・・"と気が付かれた
かもしれませんが、残念ながらマクロも利用出来ません。
(ツールバーにマクロを登録している場合もNGです)
ここからが、ライセンス無しでSTLを扱うためのグレーな部分です。
まず、"デジタイズ-シェイプ-エディター"ワークベンチを開きます。
"クラウドをインポート"(クラしか表示されないじゃん・・・)ツールバーに
"インポート"コマンドがあります。
これを利用すると、STLファイルを開くことが出来ます。
お久しぶりです!
別にインポートだけではなく、他のコマンドも利用出来ます。
例えば"メッシュ オフセット"だとこんな感じです。
最近、太った?
保存は出来ないのですが、"インポート"の隣にある"エクスポート"は
利用出来ます。
エクスポートしたSTLをmayoで確認すると、確かに出来ています。
ちょっと見た目の太り方が違うかな?表示の問題?
実際は内側にオフセットされた部分がグシャグシャなので、
使い物にはならないのですが・・・。
この話はかなり前に教わりました。
当時はSTL等のメッシュデータを編集するためのフリーソフトも今ほど
充実していなかったため、利用価値もあったかも知れませんが、昨今では
無理してデモモードを利用する意味はないかもしれません。
"デジタイズ-シェイプ-エディター"のエクスポート以外だと、マシニングのポスト処理
のようなものでも、加工プログラムがファイルに保存出来たような記憶が
有るのですが、純粋なCATIA V5のCAMではGコードが作れなかったような
記憶があるので役立たないと思います。
デモモードでは他にも何かエクスポート出来るものがあるかも知れません。
但し、デモモードを利用した後はオプションのチェックを外して再起動して
おかないと、気が付かずに仕事を進めた末
"保存出来ない・・・"
と地獄を見ることになります。ご注意を!