C#ATIA

↑タイトル詐欺 主にFusion360API 偶にCATIA V5 VBA(絶賛ネタ切れ中)

Tスプライン3

こちらの続きです。
Tスプライン2 - C#ATIA

思ったより手が空かず、未だ完成していません。
(本音は飽きてきた・・・)
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ポリゴンの透過率ですが、僕が試験対策用に表示設定を変更していたのを
すっかり忘れていました。

先日、子供の通う学校のウサギが亡くなったのですが、
原因は野菜価格高騰による餌不足・・・。
こんなところにまで影響があるとは。

Tスプライン

Tスプラインすごいですよね。凄すぎて扱いきれないのでちょっとだけ
練習してみました。

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何だかわからないですよね。 この子の顔です。

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重ねた感じは

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イマイチです。

過去にこちらをUpしたので何処かに書いた記憶なのですが
見つかりません。
GrabCAD - CAD library

リバースエンジニアリングなお仕事は、検査・測定の次にやりたくない業務なのですが
来てしまった場合、仕方なくもがいてやる事になります。
(そんな業務を行っているって宣伝したこと無いのに・・・)

こんな事を書いたのはその為です。
OBJファイルからサーフェス化を挑んでみました - C#ATIA
滑らかさを手に入れる - C#ATIA


ラスタベクタ変換ならぬ、ポリゴンBrep変換ではフリー又はオープンソース
ソフトって無いですね。需要が少ないのが原因なのだろうと思うのですが、
Fusion360のTスプラインを利用すると、「無いよりマシ」のもう一歩先の
「無いより助かる」ぐらいの価値はありそうです。

円錐上の2点間最短経路2

昨日風呂に入る直前に、こちらの問題は
円錐上の2点間最短経路 - C#ATIA
こちらのK係数が原因じゃないかと
K係数 - C#ATIA
思いつきました。

念のため、展開図を描いておきます。
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最短距離の答えは簡単に求められるのですが、3Dで作るのは難しいです。

K係数を直しつつ、半周ずつ作ってくっ付けました。
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前回はお互いに付ける部分が一致しなかったのですが、今回は
上手くいきました。
で、長さを測定してみると(2本のエッジを一度に測定できません)
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42.069+57=99.069・・・20mm近く長いじゃない。

3Dの答えを知っているのでわかるのですが、最短距離は
もっとラインが先端に近いんです。
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Fusion360では、この形状を僕には作れるような気がしないです・・・。

K係数

こちらの質問、直感的にシートメタルを利用すれば
チマチマ作業しなくても解決するかな? と思いました。
カム溝のモデリングについて - Autodesk Community
結論を書くと、一応出来たのですがものすごく遠回りなので
Upするのをやめました・・・。

が、シートメタルのCADは利用したことが無かったので、
当たり前な事なのだろうとは思いますが、勉強になったので
記載しておきます。

まずこんなスケッチを描きます。
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φ100の半円で、端点部分に長さは幾つでも良いのですが直線を
入れておきます。展開する為には平面が必要なので。

続いて先程のスケッチをフランジで押し出します。
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スケッチラインを外側としたいため、厚さは ”サイド2” です。

念の為、フランジの外側の円弧の長さを測定します。
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100mm X PI X 0.5 = 157.0796・・・
なので良いですね。まぁそう作ったんだから。

外側の平面を元に展開します。
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確認の為、元の円弧部分だった直線を測定します。
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152.681mm・・・短くなるんだ・・・。

CATIAのGSDの展開コマンドだと、長さが変わらないのですが。
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よく考えたら、シートメタルは厚みがあり曲げた際の変形を
考慮しているんですね。ん~その為のシートメタルなんだな。
但し、今回やろうとしていたのは、展開した状態でスケッチを
描いて元に戻したかったので、長さが変わったら困るんです。

最初の時点では表示されていないのですが、フランジを作った際に
「ルール鋼」と言うのが表示されるようになるのですが、こちらが
影響してます。
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但し、ここではライブラリに登録済みのマテリアルの適応しか出来ないので、
「修正」メニューの「シートメタル規則」を選択。
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出てきたダイアログのこの辺にマウスカーソルを置くと
「新しいルール」が出てくるので、クリック。
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コンテキストメニューでも出ます)

新たに出てきたダイアログなのですが、ここでマテリアルの設定が
出来ます。問題は「K係数」。 
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K係数は、今回の場合だと維持される長さの位置パラメータみたいな
ものなのですね。
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恐らく0~1の範囲で、内側が0のようです。
「鋼」の場合は0.44なので、縮みにくくて伸びやすいのかな?
って思ってライブラリのマテリアル確認したら、全部0.44だった。
こんなものなんだろうか?

まぁとりあえず、外側の長さを維持したいのでK係数 1 の新たな
ルールを作ります。
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ルールを切り替えると 即、反映されるので確認してみると
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大丈夫です。

これで展開部分にスケッチ描き押し出した上で、「面を再折り曲げ」を
行えば望んでいた形状に・・・なる予定だったのですが、結局内壁分も
同様の作業が必要となり、パッチ(サーフェス)の作業が必要になり・・・。
で、イマイチな結果となりました。

何かに役立つ時が来るかな?

ロボットのグリッパアーム

このブログではデータのUpが出来ないので、いつもGrabCADに投げているのですが、
GrabCADで一番面白そうなのは、 " チャレンジ " じゃないかな? と思っています。
Challenges - GrabCAD

細かくは見ていないのですが、各テーマ毎に期限が有り上位3名ぐらいまでは
スポンサーから賞金や賞品が受け取れるようです。
不人気なものもあれば、600件以上のエントリー数のものも有り(恐らく賞金額が高い)
”よくこれだけのテーマを思いつくなぁ” と感心してしまいます。
(スポンサーの持ち込み企画のようなものも有るとは思いますが)

4~5年前のものですが、CAEのものが有ったので試してみました。
Autodesk Robot Gripper Arm Design Challenge - GrabCAD
”Autodesk SIM 360” が条件のようですが、Fusion360の勉強なので。

正直、全く判らないのですが拘束や負荷は動画を参考にし、我流で何とか
安全率3以上 変位8mm以下 になりました。
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他のエントリー品を見て思ったのですが、もっとガッツリそぎ落としてますね。
試しに優勝者のデータをお借りして実行したところ・・
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かなり攻めてます。 ” 何でこんな形をしているんだろう? ” と思う部分も有り
苦労を感じさせます。 僕のより4割ぐらい軽いのに、変位は僕のより少ないですよ。
さすがですね。


CAEを利用することは今後も無いだろうとは思うのですが、少しやってみて感じたのは
設計者向けのCAEはCADからダイレクトに行えないと、使い物にならないですね。
少し変更し、設定の修正無しで再度解析できるのはかなり魅力的だと思います。
この程度のものであれば、
”こっちを修正したらあっちも補強しないと駄目だろうなぁ” とか
”ここは思いっきり落とせるな” とか、やっているうちにわかって来ますよ、素人でも。

昨今は、CADでデザインしきったものを解析するのではなくて、ざっくり作ったものに
対してトポロジー最適化を行い設計していくのが主流になりつつあるようですね。
Fusion360のお高い方のライセンスでも利用できますが、他にも(標準で利用できるか
どうかは知りませんが)SolidWorks、3DEXPERIENCE(旧 CATIA V6)、Inventor、Creo、
NX、SolidEdge 辺りは出来そうな感じです。
試作の仕事が減っちゃうわけですね・・・。