リンク付きのコンポーネントのファイルをネイティブデータとして
エクスポートすると、Fusion360の場合は "f3z" の拡張子となります。
こちらも実質zipファイルです。
"assy" 内に "hoge" "huga" "piyo" のコンポーネントがリンク付きで
存在している状態なので、各コンポーネント内にはリンク付きの
コンポーネントは有りません。
この状態でキャッシュフォルダを見ると、このようになっています。
コンポーネントを持っていない "hoge" "huga" "piyo" は単体の
ファイルとして開く事が可能なのですが、リンク付きのコンポーネントを
持っている "assy" だけは開く事が出来ません。
原因は明らかでリンク付きでコンポーネントの存在です。
リンクを切るなり、コンポーネント自体を削除して、この "assy" を
単体のドキュメントとして "何とか開きたい!!!" と言うのが今回の
テーマです。・・・結論を書くと、ゴールに辿り着いていません。
ハードルの高い一番の理由は、GUI・API・テキストコマンドは
殆どの操作が、アクティブなドキュメントに対しての操作となります。
つまり、今回のように
開くとこの出来ないドキュメントに対しては、戦えない!!
と言う事です。困りました。
テキストコマンドの中には "Asset" と呼ばれるものが存在しています。
Fusion360_Small_Tools_for_Developers/TextCommands_txt_Ver2_0_8176.txt at master · kantoku-code/Fusion360_Small_Tools_for_Developers · GitHub
"何を突然?" と思われると思いますが、これを説明しないと
先に進まないんです。AssetはGUIやAPIには恐らく出てきません。
Fusion360の場合、ドキュメントを1つも開いていない状態が作れない為、
起動直後の状態でテキストコマンドの
Asset.List
を実行してみます。
表示の都合上改行された状態ですが "Asset name:" から "[Visible]" までが1行です。
AssetはFusion360が読み込んでいるデータを示しているようです。
Fusion(融合)の名の通り、多彩な機能が融合し、それぞれの機能のデータが1つの
ドキュメントとして扱われていますが、Assetはそれぞれの機能となるようです。
試しに、製造でセットアップだけを作りAsset.Listを実行すると
ドキュメント(タブの数)は1個に対してAssetは3個に増えます。
Asset(資産)はFusion360で開いている機能のデータ数と言えるのだろうと思われます。
これはシミュレーション(個人ライセンスでは利用出来ませんが)のケース数毎に
作成されていましたし、リンク付きコンポーネントによっても
数が増えます。
つまり、Fusion360で(仮に画面上に表示されていなくても)開いているデータを
確認する為の手がかりとなりそうです。
もう少し先までやっているものの、続きを書けるほどの内容になるのかも微妙。