以前BadSurfacesについて、こちらのコメントを頂きました。
PowerMill2019 ① - C#ATIA
折角なので、比較的最近遭遇したBadSurfacesとなるデータを
GrabCADにUpして見ました。
3D CAD Model Collection | GrabCAD Community Library
CADデータインポート時、こちらの警告が出た際には必ずBadSurfacesが
存在している事がわかりました。
BadSurfacesとして検出されると、ツールパスの計算がされず、
検出されなくても、削り残り・食い込み等が発生しやすく、
個人的には必ず修正・削除を心掛けています。
例え時間がかかっても です。
〇BadSurfces1
こちらの赤い面です。
一見大丈夫そうに感じるのですが、面の境界を見ると極細の状態に
なっている部分があります。社内的には " ヒゲ " と呼んでいますが
正式な名称はわかりません。
〇BadSurfces2
こちらも赤い面の徐変R部分です。
こちらも境界をみると、極細を越えて自己交差しています。
これはSpace-e(サーフェス)でモデリングされているはず。
〇BadSurfces3
こちらは、赤の矢印部分に極細の面が存在しています。
こちらはソリッド系CADでモデリングすると結構出てくるような気はしてます。
この程度であれば、削除して終わらせてしまいます。
最初の頃は、ダイアログが出ても何の事かわかりませんでしたし、
どの様に見つけ出せば良いのか?
どの様な対応をすれば良いのか?
が、全くわかりませんでした。
こちらの設定で、大幅にインポートが良くなり
Igesデータのインポート率改善 - C#ATIA
こちらのマクロで見つけ出す事も楽になりました。
バッチ処理前にマクロでモデルをチェックする2 - C#ATIA
Upしたデータも本来のデータの僅かな一部で、人の目でこれらの面を
探し出すのは、ほぼ不可能です。
PowerMillも多くのCAMソフト同様、サーフェスをメッシュ化し
ツールパスを計算するタイプのようなのですが、
メッシュ化が出来ない程 細い面・細い境界 を持つ面が
BadSurfcesとして検出され、特にメッシュトレランスの大きい値ほど(1mmとか)
検出出来る事がようやくわかってきましたよ。