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C#ATIA

↑タイトル詐欺 主にCATIA V5 の VBA

スイープコマンドのロー

バッチモードで何か実益の有るものを作りたいのですが、
思うように出来ていないため、気分転換に別のことを。

こちらに「ロー」について触れたのですが
CATIA V5 の サーフェステキスト - C#ATIA
「ロー」って使ってますか? 僕は業務では1・2回ぐらいしか
使って事ありません。(サインカーブを作る為でした)

以前は「ロー」については全く理解できなかったんですよね。
あっちこっちに出てくるからなおさら。
f:id:kandennti:20160414123627p:plain
右から、「ロー」コマンド、関係ツールバーの「ロー」、
スイープの一部にも表示される「ロー」(らせんや平行曲線等も)
「ロー」はてっきり「Low」だと思っていたのですが「Law」
何ですね。 無知って怖いです。
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law - ウィクショナリー日本語版
法則とかルールとかって意味合いなんですね。
先程の「スイープ」-「円」タイプ-「中心と半径」の場合だと
「半径」の横に「ロー」が有るので、半径の変化にルールを
設けるような感じです。

先程の「スイープ」で試すと、まず適当に直線を作成し
中心曲線としておきます。
半径横の「ロー」を押すとグラフのようなものが出現するので、
ロータイプを「直線」 開始値を「10mm」終了値を「30mm」
にして変更します。
f:id:kandennti:20160414123643p:plain
閉じるとこんな感じです。
f:id:kandennti:20160414123713p:plain
半径がグレーアウトしているのは、ローを設定した為です。
コマンドをOKするとこんな感じです。
f:id:kandennti:20160414123726p:plain
「何だよ、ロフト(複数セクションサーフェス)でも作れるじゃん」
と思った方、正解。 断面さえ作れば、そうなんですよ。
回転なんかでも同様のサーフェスは作れます。 

先程のスイープのロータイプを「Sタイプ」に変更します。
上のグラフで何となく察しは付きますが。
f:id:kandennti:20160414123733p:plain
これで更新するとこんな感じです。
f:id:kandennti:20160414123740p:plain
メガホンのような形状になりました。 こちらも
ロフトや回転でも作れますけど。「Sタイプ」の曲線は
何の曲線なのかは知りません。



これぐらいじゃ、ちょっと物足りないので、業務では
役に立たないだろうと思うような使い方です。

  • まず、3D的な曲線を作成します。 どうやって作るのが

 一般的なんですかね? 僕なら2方向にスケッチを作って
 合成しちゃうのですが。
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(白-スケッチのスプライン 水色-合成)

  • 続いて何処でも良いのですが、XY平面にこんな感じの

 スケッチを作成します。 Y=0の位置がX方向の始点です。
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  • 先程のスケッチが繋がるように長方形パターンを作り

 繰り返すようにさせ、接合します。
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f:id:kandennti:20160414123817p:plain

  • いよいよローコマンドです。 先程の場合は始点から終点への

 半径の変化のルールをローとして設定しました。
 ローコマンドも変化の仕方のルールを作ったあげるような物です。
 「基準」は座標系のX軸にし、「定義」は先程の接合です。
 Xの値が増加した際、Yの値が幾つなのか? を定義した事に
 なります。 分りにくいですね。
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  • 続いて先程と同じ「スイープ」-「円」タイプ-「中心と半径」

 のコマンドです。
 「中心半径」は最初に作った合成です。
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  • 「ロー」を押し、ロータイプ「拡張」でローエレメントを先程のローにします。

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  • 「スイープ」をOKにするとこんな感じのサーフェスが出来上がります。

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 出来の悪いウインナーと言う感じでしょうか。

  • これをパートデザインに切り替え、ボディを作成しクローズサーフェスします。

 支給されるデータで、今回のスイープみたいに両端面の空いている部分に
 フィルを作成し、接合させて完全に閉じたサーフェスをクローズサーフェスしている
 ものを見るのですが、空いている部分が一枚の平面で閉じる事が
 可能な場合は、何ヶ所空いていてもクローズサーフェス出来るんですけどね。
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  • 緑色にし、細いところをイチイチ選択し黒にするのは面倒なので

 ゴニョゴニョしてこんな感じになりました。
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 一定年齢以上の方ならお気付きでしょう "アレ" です。
 でもちょっと細いですね

  • 太くしたい場合、本来であればスケッチを修正すべきですが、

 ローのこちらの「スケーリング」の値を2倍にします。
 ローはあくまでXの値が増加した際、Yの値が幾つなのか?
 の割合なんです。
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 中心の曲線が2個のスケッチのスプラインなので、レイアウトも比較的
 自由に変更可能です。
f:id:kandennti:20160414123941p:plain


但し、この方法で作るとファイルが結構大きくなるのと、数値的な
管理がちょっと難しいかも知れないです。
(だから、業務では役に立たないんです)

元ネタはこちらです。
How to model a flexible hose with varying inlet and outlet dia and show design intent. - GrabCAD