ちょっと血迷って、実際にFusion360CAMの経路で削って
みようかと思い始めました。
こんな形状の内側だけです。
狭いところが幅4mmで、φ3エンドミルで加工したいんです。
普段利用しているCAMには、Adaptive Clearingな経路を
作成できないので、その気になりました。
実際いつものCAMで作るとこんな感じです。
狭いところを一発でガーっと行っちゃうんです。
Fusion360CAMでやってみます。形状的には2Dの機能で良いの
ですが、めんどくさがりの僕は2D機能を使う気持ちが全く
無いので、3Dの負荷制御で。
狭いところは
細かな動きが多いので、実際に加工すると設定送りまで
上がらないのでどうかな?と思う反面、工具への負荷が
明らかに少なそうなので、Z方向への切り込み量を大きく
とっても不安をあまり感じないです。
Gコードを作成するためポスト処理をします。
当方、意気地無しな為出力したものを直接機械で利用せず、
一度他のCAMにインポートし、再度ポスト処理します。
その為、Fusionでの処理はFanuc系のものであれば、何でも
良かったので、"fanuc.cps-GenericFANUC" にしてみました。
"ポスト" を押すとダイアログが出るので、そのまま "保存" を
押したのですが、
ん? 何かエラーっぽい。 前にチラッと試した時は出なかったのに・・・。
出来上がったファイル名も "1001.nc.failed" になっており、
ファイルを開いても
最初の部分しかないし、エラーって書いてある。
ログを見ろって書いてあって、実際見てもさっぱりわからない。
CAMのディタを設定していなかったので設定しても変化無し。
日本語じゃNGなのかと思い、英語にしてもGコードが出来ない。
30分ぐらい、ん~と格闘した末にわかった原因が
こちらの冷却水の設定
うちのロボドリルはエアー仕様なので、こんな設定にしていたのが
ポスト処理出来なかった原因ようです。こちらのコンフィグも試したんですけどね。
Fanucロボドリルに対するポストコンフィグについて - Autodesk Community
ロボドリルのエアー仕様って珍しいものなのかと思い、YouTubeで
探したのですが、エアー仕様の方がはるかに見つかります。
やった見つけた切削油タイプのもの。
www.youtube.com
結局、冷却水の設定を "無効" にしました。 これだけの変更で経路再計算なの?
そもそも、冷却水の設定は経路毎じゃなくてセットアップでやるべきじゃないのかな?
無事作成できたので実際に加工しました。
POM(ジュラコン)初めて加工したのですが、加工しやすかったです。
もっと切削条件上げればよかった・・・。