何のお話なのかと言うと、Fusion360 CAMです。
こんな感じで異なる工具で同一の工具番号(Tコード)をしている場合、
ほぼ確実にオシャカになってしまいます。
(幸運だと未仕上がり状態で終わってます)
PowerMillは、この工具番号の重複をチェックをポスト処理時に
行ってくれます。
これは、強制的にチェックされます。
APIでもチェックできそうですが、PowerMillがポスト処理時にチェック
しているのだから、cpsファイルを修正してポスト処理時にチェックさせるのが
正攻法だろう と感じました。
こちらのfanucを例にします。
Post Library for Autodesk Fusion 360 | Autodesk Fusion 360
取り組み始めた所、既に工具番号の重複チェックのコードが
書かれておりましたが、機能しないような状態になっていました。
修正の手順です。
・”function onOpen()” を検索で探し出す。
・次に "getNumberOfSections" を検索する。
ここで最初にHitしたもの(全体としては3個目)は違う処理を
している部分なので↓を押して次にHitした部分(全体では4個目)を
見つけ出す。
・少し上の行に "if (false) {" となっている部分を "if (true) {" に
書き換える。
これだけでOKです。
試しにこの様にφ6とφ10が工具番号2となっている状態で
ポスト処理してみます。
修正前では何も警告されず、NCプログラムも作成されてしまっていたのですが
修正後はエラーとなり、NCプログラムも作成されません。
・・・メッセージが英語なので、逆に焦る可能性はありますが。
Fusion360側に戻ってみても、警告のマークが付いています。
クリックすればエラーの原因も見れます。英語ですけど・・・。
”何故、機能を止めていたのか?” と言う疑問はありますが、
上手くチェック出来ない工具の種類(プローブとか)が有るのかも
しれません。