C#ATIA

↑タイトル詐欺 主にFusion360API 偶にCATIA V5 VBA(絶賛ネタ切れ中)

負荷制御は速いのか?

タイトルは異なるのですが、こちらの続きです。
島残しオープンポケット加工 - C#ATIA


Adaptive Clearingは、結構「加工時間短縮」を売り文句にしている
記載も見かけるのですが、個人的には売り文句はそこじゃない気が
しています。


前回の島残しオープンポケット加工なのですが、
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切り込みピッチや送り速度は同じにしています。
「1段しか加工してない」「送り速度が同じじゃ意味が無い」とか
色々あるのですが、結果として遅いです。
つまり今までポケット加工していた条件のままでは、間違いなく
負荷制御は遅いです。


こちらポケット加工の初め付近の部分ですが、切削関与角度が180度です。
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2回目以降の切り込みになって、設定した切り込みピッチ分の切り込み量と
なってます。計算したりCADで描いたりすれば、厳密な切削関与角が
わかりますが見た目でも最初の半分以下です。
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初め付近でクリア出来る切削条件であれば、2回目以降の部分では
かなり切削条件に余裕があるように感じませんかね?


こちら負荷制御加工の初め付近の部分です。
f:id:kandennti:20190827131719p:plain
指定した加工ピッチになっているはずです。

2回目以降の切り込みも、当然指定した加工ピッチになっているはずです。
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Adaptive Clearingは、指定した加工ピッチ以下になるように
(切削関与角が一定なのでは無く、指定ピッチから算出された切削関与角を
 最大とする)ツールパスを作成してくれるのだろうと思っています。
その為、切削開始時に問題無い切削音であれば、その後も(切削条件的に)
問題無く切削し続けるように感じてます。

Adaptive Clearingの売り文句は「加工時間短縮」では無くて、
「安心感」なのだろうと思います。
あとは、加工時間(個人的には増えると思ってます)と安心感を天秤に
かけてどちらで行うか?の判断になるのではないかな?
(結局、PowerMillのボルテックスを使って無いです・・・。)